ステータスカードの代表格!アメックスカードのメリット・デメリット・特典

アメックスカードのメリット・デメリット・特典 クレジットカード
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アメックスカードの主な特徴
  • 豊富なポイントキャンペーン
  • ポイントをマイルにも交換できる
  • アメリカン・エキスプレス・コネクト
  • 空港送迎にラウンジ利用もカバー
  • ゴールドカードは家族カードの年会費が無料

アメックスカードと言えば、企業の役員や大成功した投資家等、富裕層が持つステータスカードの印象が強いかと思います。

最初に発行されたのは1958年、なんとアメリカとカナダで初めて発行されたクレジットカードとのこと。日本よりもキャッシュレス文化の進んでいる海外で実績があることから、信頼性とブランド力は確かなものがありますね。

ちなみに、ブラックカードやプラチナカードという存在自体を最初に作ったのもアメックスです。

一昔前はアメックスの審査基準は厳しく、世間の認識通り発行には一定以上の年収が必要でした。

しかし今では、主婦から学生、個人事業主も問題なく発行することができるだけではなく、元々備わっている特典もフル活用できることをご存じでしょうか。

今回はそんなお得に利用できるステータスカード、アメックスを解説していきたいと思います。

アメックスカードの種類

アメックスグリーン

アメックスグリーンの特徴(メリット・デメリット)

ネットショッピングを多用したり、カードの不正利用が心配な方に!

項目特徴
年会費13,200円
ポイント還元率1%
よく利用される付帯サービスオンラインプロテクション・リターンプロテクション・空港ラウンジ・海外日本語サポート・プライオリティパス
海外保険5,000万円(当カード支払いが条件)
利用限度額利用状況に応じて対応
サポートデスク日本人
申し込み条件20才以上

アメックスグリーンは通称で正式名称はアメリカン・エキスプレス®・カードです。ビジネスカードはサイトには表示されていませんが実際にはビジネスゴールドからグリーンにダウングレードできる裏技があります。

アメックスグリーンはこんな人におすすめ

グリーンは、国内のゴールドカードと比べても全く引けをとらない豪華な付帯サービスがいたカードになります。様々な付帯サービスを利用することでアメックスのステータスを感じることができるので付帯サービスを公式サイトでチェックして利用可能なものが多いようでしたら1枚持っておいて損はないカードになります。

アメックスグリーンは、ステータスがほしいけど年会費が高いのはちょっと・・・という方に向いています。

特にネットショッピングに対する補償と対応が素晴らしいので、ネットショッピングが多い、海外利用が多いという方には特におすすめです。

アメックスグリーンのいまいちなところ(デメリット)

年会費が1万円以上というのがネック。それでいてカードの色がグリーンなのがいまいちなところ。あとは都内でしか使えない付帯サービスも多いので田舎に住んでいると恩恵が受けづらいという点もあります。

アメックスゴールド

海外利用が多く、見た目の高級感を味わいたい方はこれ!

アメックスゴールドの特徴(メリット・デメリット)
項目特徴
年会費31,900円
ポイント還元率1%
よく利用される付帯サービスオンラインプロテクション・リターンプロテクション・空港ラウンジ・海外日本語サービス・プライオリティパス・家族カード一枚無料・ゴールド・ダイニングでコース料理が1名分無料・スマホ修理費用1年間5万円まで補填
海外保険5,000万円(当カード支払いが条件)
利用限度額利用状況に応じて対応
サポートデスク日本人
申し込み条件20才以上

その他の主な特徴

ゴールド・ダイニングでコース料理が1名分無料
スマホ修理費用1年間5万円まで補償

アメックスゴールドはこんな人におすすめ

見た目でステータスを感じたい、限度額を意識したくない、海外渡航が多い。こんな方におすすめです。スマホ修理は最近できたサービスで、かなり実用的。忘れずに使いたいところです。

海外で物品を紛失したときも現地からアメックスのコールセンターに連絡すれば、すぐに対応してくれます。現金以外であれば、物品紛失の補償をしてくれます。(補償限度額は公式サイトでチェックしてください。)

アメックスゴールドのいまいちなところ(デメリット)

アメックスゴールドは海外保険の付帯金額が大きいので、大いに価値があります。しかし、海外キャッシングがついていませんのでVISA(PLUSマーク付)を合わせて持っていくことになります。海外にはアメックスは使えないというお店もありますので、海外での利用には多少不便さを感じてしまいます。

またこれまで海外旅行費用をアメックスで支払いをしなくとも自動付帯されていた海外保険が2021年7月からカード支払いが条件となりました。今まで格安航空券などを利用していた人にとってはかなりの痛手となります。

ゴールドには個人/法人カード(ゴールドビジネス)があります。法人カードをお持ちの方は個人カードもゴールドにしたい という願望があるかと思いますが実際には法人カードばかり使うため個人カードの利用頻度が多くありません。そのため、あまり個人・法人両方ともゴールドにする というメリットはありません。見た目をゴールドに合わせたいなど贅沢な使い方も許容できる方でしたらいいでしょう。

プラチナカード

インビテーション不要!VIP特典を味わいたい方にはこのカード!

アメックスプラチナの特徴(メリット・デメリット)
項目特徴
年会費143,000円
ポイント還元率1.5%
よく利用される付帯サービスオンラインプロテクション・リターンプロテクション・空港ラウンジ・海外日本語サービス・プライオリティパス・家族カード四枚無料・プラチナ会員専用の空港ラウンジ・高級ホテルのVIP利用・プラチナ会員限定のコンシェルジュサービス
海外保険1億円(当カード支払いでない場合、基本会員 5000万円 家族会員1000万円)
利用限度額利用状況に応じて対応
サポートデスク日本人
申し込み条件20才以上

その他の特徴

  • プラチナ会員専用の空港ラウンジ
  • 高級ホテルのVIP利用
  • プラチナ会員限定のコンシェルジュサービス

アメックスプラチナはこんな人におすすめ

ゴールドカードより更に手厚いサービスと補償を受けたい方におすすめです。

このランクからはカードがメタル製となっていて、既に見た目の段階からVIP仕様である一方、2019年3月からアメックスからのインビテーション制が廃止となり、通常の申し込み手順で発行することが出来ます。(家族カードはメタルではありません)

世界中で1000か所以上の高級ホテル、リゾート優待を受けることができ、利用できる空港ラウンジは世界1200か所以上。

海外保険に関しても1億円をカバーしているので、海外を主な拠点に生活している方や海外駐在の方は保有しておいても損はないカードです。海外保険に加えて国内旅行にも保険が自動付帯されるのがプラチナの素晴らしいところ。

アメックスプラチナのいまいちなところ(デメリット)

まず挙げられるデメリットは年会費の高さでしょう。

ご自身の収入とのバランスを考えて少しでも無理をしている感じがあれば、メリットはないと思います。

特典や補償面に関しても、普通に利用するのであればゴールドやグリーンで十分の内容となっています。

又、海外利用の際に高級ホテルやレストランでは特に不便を感じなくても、大衆店舗等では使えないパターンが多くあり、プロパーカードでは海外キャッシングも利用できませんので、その点は注意が必要です。

アメックスカードの特典

1.豊富なポイントキャンペーン

アメックスでは、メンバーシップ・リワードというポイント制度を採用しており

実際に返済に充当できるだけでなく、お得に商品と交換することが可能です。

そして入会特典として、このポイントが最大13000ポイント付与されるだけではなく、

親族や友人に紹介し、その紹介された方が一定額利用すると合計で15500ポイントが付与されます。

特典については、入会と紹介両方に於いてカードランクに応じて高くなり、一段階上のゴールドカードは30000ポイントにもなるのでかなりお得ですね。

2.ポイントをマイルにも交換できる

貯めたポイントは、返済や商品交換だけではなく、ANAマイルとの交換も可能です。

*1000ポイント=1000マイルに交換できるので、ゴールドカードの入会特典ポイントだけで国内や近隣の国へ旅行が出来てしまいます。

*年会費3000円のメンバーシップリワードプラスと年会費5000円のメンバーシップ・リワードANAコースに登録する必要があります。

3.アメリカン・エキスプレス・コネクト

カード会員だけが利用できる優待特典や情報を掲載しているウェブサイトが利用できます。

ホテルの代金や、スターバックスもお得に利用出来たりと、充実したサービス内容と言えるでしょう。

エクスペディアの優待もありますので、1でご紹介したマイルとの組み合わせも抜群です。

4.空港送迎にラウンジ利用もカバー

国内28か所とハワイの空港ラウンジが無料利用できます。

同伴者も一名に限り無料になるので、海外旅行の際は大変助かりますね。

又、提携タクシー会社を利用して、空港の送迎を定額利用でき、手荷物も無料宅配サービスを実施しています。

そしてアメックスの空港利用特典はこれだけではありません。

*アメックスにはスタンダード会員相当のプライオリティパスを発行するサービスも行っており、最もベーシックなアメックスグリーンでも年会費は無料で作成することが可能です。

プライオリティパスがあれば世界中で1300か所以上のラウンジを利用することが出来るようになるので、海外旅行の際のトランジットの待ち時間が有意義になることでしょう。

本来のプライオリティパス年会費はスタンダード会員で年間99$となりますので、お得に利用が出来ますね。

*プロパーカード以外では、実施していないカードもあります。

5.ゴールドカードは家族カードの年会費が無料

アメックスゴールドカードでは、通常6600円の年会費がかかる家族カードが、一枚に限り無料で発行が可能です。

ご夫婦でカードを所有する場合等に重宝する特典ですね。

アメックスカードの特徴

アメックスの特徴はなんといっても付帯サービスの充実度とキャンペーンの手厚さと言っていいでしょう。

年会費はグリーンで12000円、ゴールドで31900円と割高感もありますが、それに見合ったサービスは提供していると言えますので、

ステータスカードとしての地位を維持しながらお得感も損なっていないカードです。

審査基準に関しては一定以上の収入が必要だと言われていましたが、

年収300万ラインでも発行出来た事例もあり、新卒の内定者キャンペーンや主婦の方でも発行が出来たりと、幅広い層が発行しやすくなっているのも特徴の一つですね。

又、アメックスではグリーン、ゴールド、プラチナの他にも種類があり、それぞれの特性毎の高水準なサービスも同時に展開しています。

海外旅行サービスに特化したスターウッド・プリファード・ゲストや、ANAやデルタ航空の利用に特化しているものもあり、合計15種類のプロパーカードが用意されています。

そしてセレブが持つと言われるブラックカードももちろん存在しており、

ただでさえ一般には目にすることが殆ど無いブラックカードの中で、

アメックスのセンチュリオン(ブラック)カードを取得するのは最高難度と言われているようです。

アメックスカードのメリット

アメックスは確かなブランド力を持ったステータスカードです。

メインとして使えるクレジットカードを持ちたいという方には、大変おすすめできると言えるでしょう。

見栄えの面だけではなく、年会費に見合ったサービスや豊富なポイントキャンペーンも利用することが出来る上に、空港利用や保険も完備しています。

又、審査時の属性(年収、職業、信用情報)によって、限度額が10万円~数百万円の間で設定されるのも審査基準を柔軟にできる理由ですね。

そして最初の利用可能額が最低額の10万円設定だとしても、堅実に利用と返済を繰り返していけば比較的早く利用額が増額されるのも嬉しいポイントの一つ。

信用が付けばリボルビング払いも可能になるので、収入プランに合わせた使い方もできますね。