FXと言えば、日々のトレードを積み重ねて利益を積み重ねる投資のイメージが強いと思います。
しかしこれは正しくもあり、間違いでもあります。
FXの世界にはIB報酬というものがあり、いわゆる紹介料をFX会社が支払う仕組みがあるのをご存じでしょうか。
これはFX会社の代わりに宣伝や口座開設、トレードを促進する対価として支払われ、FX会社によってですが、紹介を受けて開設したトレーダーが「取引をする度のロット数に応じて」半永久的に支払われていきます。
つまり、上手く運営できれば安定してベーシックインカムを確保することが出来るんですね。
今回はそんなIBをご紹介し、FXを違う側面から収益化する方法を解説していきたいと思います。
IBとは
通常はメーカー(FX会社)が直接口座開設者を集客してトレードしてもらうところを、
IBがブログやHPを通して代わりに集客し、その媒体を通して開設したトレーダーが「取引をする度に」収益が発生する仕組み。
FX会社はトレードしてもらうほど利益が出ますので、IBとはWIN WINの関係となります。
例えば海外FXに於いて代表的なXMでは、開設者が1ロットのトレードをすると、3ドル~10ドルの報酬を受け取ることが可能です。
又、IBとFX会社が話し合って、開設者に入金ボーナスを付与することもできます。
実際に先日筆者が目にしたMAM口座では、一定期間内に入金分の100%をボーナスとして付与するキャンペーンを開催していたので、時期によってはお得に運用を始められますね。
実質としてはトレーダーの取引状況に依存する報酬形態ですが、開設者を増やしていけば十分な報酬を確保することも全く非現実的な話ではありません。
それどころか、実際に数十万円を安定して受け取っているIBも筆者の周りにはいますので、大変魅力的なアフィリエイトと言えるでしょう。
IBと相性抜群な自動売買
FX自動売買の記事で軽く触れたIBですが、この二つは相性が抜群です。
優秀なソフト、あるいは優秀なトレーダーが自動売買を売りに集客をし、IB報酬とトレード利益を同時に稼ぎ出すことが出来ます。
FX業界では、これもトレーダーとしての形の一つとも言えるでしょう。
純粋にトレード収益だけで生活していく人もいる他方で、預かり資金で運用しつつ、IB報酬で生計を立てるトレーダーも存在します。
筆者としては、後者があまり認知されていないのが不思議な状況と思っており、もっと一般的にフォーカスされてもおかしくない副業ビジネスだとも思っています。
何故なら「トレードスキルがなくても」IB報酬を受け取ることは可能だからです。
これはIBの肝がトレードではなく、紹介にある為に
トレードはプロに任せて、自分はIBとして集客だけ行う。ということが可能になります。
課題としては、信頼できるトレーダーと知り合うことが挙げられますが、そこさえクリアできれば誰でも取り組むことが可能ですね。
ブログを運営している場合はさらに効率的に集客が可能となりますので、是非お試し頂ければと思います。
ちなみにですが、IBを介して口座を開設しても、開設者へのデメリットは一切ありませんので、その点はご安心頂いていいと思います。
IB目当ての詐欺がある事実
残念ながら、こうした報酬制ビジネスには悪質な業者が入り込むこともあります。
・粗悪品のEAを販売して、サポート体制も無し。開設と入金をさせて放置
・勝率90%以上等と売り込み、MAM口座を開設させる。サポートも当然無し。
これらは、ソフトの質やMAMトレーダーのスキルとは別の意味合いで大変悪質且つ、実際に横行している事例になります。
これから自動売買の導入を検討している方は、以下の点に注意して選んで頂ければと思います。
①運営側のサポート体制がしっかりしている
②バックテストだけではなく、フォワードテストもしっかり実施している*後述します
③情報を安売りし過ぎていない
以上が最低限のチェック項目になります。
この中で最も大切なのが、EAに於いての②のバックテストとフォワードテストです。
もちろんソフトの性能を比較するのに重要ではあるのですが、FX会社の変動スプレッドや手数料が検証できず、過去のチャートの完全再現はできないので、あくまでカタログ的な参考値程度の信憑性と思った方がいいでしょう。
実際の成績より若干数字が良くなるのも注意するべきところです。
実際にFX会社の口座で運用した実績となるので、手数料やスプレッドもしっかり反映されています。
IB詐欺を回避するために
まずは利用しようとしている業者の質や信頼性を知ることが重要となります。
ウェブサイト等で宣伝している成績は「バックテストの数字」を基に掲載している場合が多々ありますので、もし気になった場合はしっかりフォワードテストを実施しているか、又は実際の運用成績を見せてもらいましょう。
ちなみにフォワードテスト実績を見る際に、「最近乱高下した相場の成績」をしっかりチェックすると更に効果的です。
若しくは、人脈のあるプロトレーダーさんから紹介して頂くことも有効だと思います。
その人自体がIBである場合はありますが、開設者にとってはなんのデメリットにもなりませんので、報酬に協力してあげる代わりに良質なソフトやMAMを紹介してもらいましょう。
まとめ
FXの収益はトレードの利益だけではなく、IB報酬という形態もあり、これは熟練のトレーダーにとってはごく当たり前に浸透しているものです。
もちろん、初心者から始めて人脈を作り、EA開発、あるいはMAMの運営等を始めることも可能ですし、FX業界の裏側を知ることで有利に立ち回ることが出来そうですね。
残念ながら悪質な業者や粗悪な商材が多く宣伝されていることも事実ですが、しっかりと確認し、リスクヘッジして運用すれば軌道に乗せることは可能です。
今後ご検討の際は、今回の記事をお役立て頂ければと思います。